コラム31〜35
0からの視点。100からの視点。
人が何かを見るときには、必ず“ある視点”から見ています。 世の中には実に様々な視点・物の見方がありますが、今日は「幸せ」に直結する“視点”について考えてみましょう。
例えばあなたが自分自身を見る時に“0からの視点”で見ると
- 目が見える。
- 手が動く。
- 一人で歩ける。
- 耳が聞こえる。
- 食事が出来る。
- 匂いが分かる。
- 字が読める。
- 荷物を持てる。
- 笑うことが出来る。
- ありがとうって言える。
これが0からの視点で見たあなたの姿です。
『え?「そんなこと当たり前だろ!」ですって?』
いいえ、“0からの視点”で見たら、決して当たり前ではありません。その一つ一つが最高に素晴らしいことです。
例えば、目が見えない人からしたら、目が見えるということはどれほど嬉しいことだと思いますか?どれほど感激することだと思いますか?ちょっと想像するだけでその喜びの凄さは分かると思います。手が動くこと、一人で歩けることも同様にとても素晴らしいことなのです。
“0”を基準にして見ると、全てが肯定的に見えます。全てが感動的に見えます。どうぞいっぱい見つけてみてください。その数が多ければ多いほど、“幸せの感性”が豊かになり“幸せ度”の高い人になれます。“0基準の見方”を毎日習慣づけていると、やがて心と脳に根付いて“人間の体質”が変わっていきます。
それでは、今度は同じ自分を“100からの視点”を基準にして見るとどうなるでしょうか?(例えばというお話ですので、失礼な表現はどうぞお許しください。)
- 特別な才能も無い。
- お金持ちじゃない。
- 大きな家じゃない。
- 良い車じゃない。
- スタイルが良くない。
- 頭が良くない。
- 顔が良くない。
- 話が上手くない。
- 勇気が無い。
- 行動力が無い。
“100”つまり“パーフェクト”が基準になると、同じ対象でもこのように見えてしまいます。「あれが無い。」「これが足りない。」と自分に無いものや足りないものしか見えてこないのですから、当然全ては否定的に見えます。
そしてこの見え方の違いは、自分だけじゃなく、人や社会・国・世界を見る時も同じことが言えます。“ものを見る視点”は“自分を見る視点”が基準になっているからです。
自分のことを否定的に見る人は、イライラしたりストレスを感じやすい人です。そのイライラやストレスが外に向けられたら、人や社会・国・世界を否定的に見たり、批判ばかりするようになります。そしてそのイライラやストレスが自分自身に向けられた時は、鬱やノイローゼになってしまうのです。
自分や物事を肯定的に見ることが出来る人は「もっと良くなるにはどうすればいいだろう?」と、前向きに次の一歩を考えます。
しかし否定的に見る癖がついた人は、「誰それが悪い。」「社会が悪い。」「国が悪い。」あるいは「自分が悪い。」と言って、周りの人や環境を変えたがったり、被害者意識や虚無感・自己嫌悪に襲われて厭世的になったりします。
良いところを見つけてそれを伸ばそうとする人と、悪いところを見つけて批判したり落ち込んだりする人と、果たしてどちらが「幸せ」で、どちらの未来が明るいのでしょうか?
賢明なあなたなら、もうお分かりになると思います。
物差しというものは普通“0”を基準にして物事を測りますよね。でもなぜか自分自身や人・社会・国・世界に対しては“100”を基準にして測ろうとしています。そうすることが良いことだと思い込んでいるのでしょうか。
例えば人のことを見る時も、「あの人はこんな良い所があるね。」じゃなくて「あの人はここが悪い。」「あいつのここが駄目だ。」という眼で見ていませんか?
人間ってほんとに不思議な生き物ですよね。
でも、“100”からの視点で見ている限り、自分自身の心の平安も、良好な人間関係も、社会の暖かい空気も、国家間の平和も・・・見果てぬ夢に終わってしまうでしょう。
プラス思考の前に
「成功者はみんなプラス思考です。だからあなたもプラス思考しましょう!」
とはよく言われる言葉です。
でも一生懸命プラス思考して頑張っている人でも、成功している人はわずかです。
一体何故でしょうか?
それは本当のプラス思考になっていないからです。そういう人は実際にはプラス思考になっていないから「プラス思考しよう。」「プラス思考しなければいけない。」と思っているわけです。
思考というのは脳の領域です。しかし人間は思考、つまり脳が働く前に“心”がベースになっている生き物です。いわゆる感情の生き物なのです。だから心がマイナス(つらい・苦しい・悲しい・淋しい)になっているのに、思考だけをプラスにしようとしても無理なのです。
それをもし無理やりしようとしても、それは本当のプラス思考ではありません。“プラスもどき思考”です。だから結果が出ないのです。楽しくないのです。
頭では「こうすれば良い。」と思っても、心が「嫌だなあ。」と感じていればそこから先には進めません。無理に進んでも空回りするか、すぐに挫折するでしょう。
基本的に人間は心(感情)の生き物ですから、プラス思考の前に、プラス感情になることが必要なのです。心がプラス感情(嬉しい・楽しい・面白い)になっていれば、意識しなくても人はプラス思考になります。その時には努力しなくても自然にプラス思考をしているのです。
それこそが成功に結びつく“本当のプラス思考”なのです。
意識の特性
人間は同時に2つのことを意識することは出来ません。それが意識の特性です。そして意識はレーザービームのように単一の指向性を持っているので、意識を向けたところにだけ焦点が当たります。
人間は“A”を意識しながら、同時に“B”を意識することは出来ない構造になっています。そしてこのような意識の特性は、あなたを助ける“道具”にもなりますし、使い方を間違えばあなたを傷つける“凶器”にもなります。
例えば、自分の短所や欠点にばかり意識を向けていたら・・・きっとすぐにあなたは自信もエネルギーも無くしてしまいます。
反対に、自分の長所に意識を向け続けると・・・今度は自信やエネルギーが充電されていきます。
これはとても単純な作用です。しかし、あなたの「幸せ」と「成功」を実現させるためには決定的な影響力があります。
★そして意識にはもう一つの特性、焦点を当てたものが大きくなるという性質があります。例えば自分のコンプレックスや欠点を意識していると、それが段々大きくなっていくのです。これは注意しなければなりません。
私たちはコンプレックスや自分の欠点を意識して、それを治そうと努力したり、カウンセリングや心理療法を受けたりするわけですが、問題点を意識して一生懸命治そうとすればするほど、その問題が大きくなってしまうということが起こります。
私のところにも、あちらこちらのカウンセラーや心理療法を訪ね歩いて10年20年という時間や何十万円、何百万円という費用を払って来られた方がいらっしゃいます。そのほとんどが問題点や欠点という、その人の“部分”を意識していたためにかえって問題を深くしていたというケースが多いのです。
このパラドックス(逆説)は、どうかよく理解してください。そうしないと、あなたも貴重な時間と労力と費用を無駄にしてしまいます。
このように意識には、良くも悪くも“レーザービーム効果”(焦点を当てたところが大きく強くなっていく効果)という特性があります。
あなたの意識が持っているこの“レーザービーム効果”を、ぜひ「幸せ」と「成功」実現のためにご活用ください。
自由に生きる権利
あなたは自由に生きることが出来ます。
しかしそのためには、あなたの“心”において自由になることが必要です。
もし心の中が不自由であれば、社会の中でも不自由にしか生きられません。
思い込みや決め付け、世間体や常識などによって心ががんじがらめの状態では、自分らしく自由に生きられるはずがありません。
先ず初めは、自分の心の中で“自由に生きる権利”を行使しましょう。
「え、それはどういう意味?」
あなたの心の中では、あなたは完全に自由だということです。何をどう思おうと感じようとあなたは自由なのです。それが“心の自由を行使する”ということです。
極論を言えば、あなたが「私は世界一幸せだ。」と思おうと、「私は世界一不幸だ。」と思おうと自由だということです。全てはあなたが選択したら良いのです。その自由をあなたは持っているということです。
全てはあなたが思いたいように思ったらいいし、感じたいように感じたらいいのです。それが自由だということです。
しかし自由には“責任”が伴います。
あなたが自由に思ったこと、感じたことはあなたが責任を取るということです。ですから、あなたが「私は不幸だ。」「私は駄目だ。」「人生なんてつまらない。」と思うのも自由ですが、それらの思っていることが現実になることによって、その責任はあなたが取るということです。
厳しい言い方のようですが、この世界の法則はそのようになっています。
だからこそ、あなたは自由に選択すれば良いのです。心の中は完全に自由なのですから。「私は自由だ。」と思うのも「いや、私は不自由だ。」と思うのも、あなたの自由です。その代わり選択した責任はあなたが取る。それだけのことです。
不平不満や愚痴ばかりで人生を終わりたくない人は、どうぞ“自由に生きる権利”を行使してください。その時から、あなたらしい真に自由な人生が始まります。
運
「私は運が良い。」
「俺の人生はついてないよ。」とかってよく言いますね。
運は偶然なのか?必然なのか?という話も聞きます。
一体“運”って何なんでしょう?
私は、“運”と言われているものは、やはり単なる偶然ではなくて、目に見えない、まだ発見されていない何らかの法則によって存在しているのではないかと思っています。唯、A+B=Cというような単純なものではなくて、もっと複雑な要素が絡み合って“運”が発生しているのではないかと思います。
運にもいろいろあります。例えば個人の運から、会社の運、町の運、国の運、世界の運、地球の運、宇宙の運・・・考え出せばきりが無いくらい位の運が多重的に絡み合っています。ですから、いくら個人の運が良いといっても、地球の運が悪くなれば、ジ・エンドです。
でも、一人一人の個人の運が良くなっていけば、地球の運も良くなっていく。そんな気がします。







